2021/4/30[[思い出のゲーム]ドラゴンシャドウスペル]
ドラゴンシャドウスペルとはSRPGで有名なフライト・プランが出したソフト。
フライト・プランが自社ブランドで販売するソフトでは、初となるソフトです。
フライト・プランと言うと、ブラックマトリクスやサモンナイトの開発会社として有名。
発売は2007年で、PS2でも後期の方の作品だと思われる。
ゲーム内容はもちろん、クォータービューSRPGです。
こういうPS2時代の見下ろし型のクォータービューSRPGは好きなんで、
当時から新品とかでソフトを買ってたし、私個人もその時・・・
クォータービューSRPGのゲームを作ろうとしてたんで、このジャンルは詳しいと思う。
ドラゴンシャドウスペルは。
今となっては中古でワンコインの常連である。
パッケージは良さげだが、クソゲー扱い(重要)されている。
その理由が、シナリオにあるとされている。
シナリオが現代と神話が融合した感じの世界観で意味不明。
あと、無駄に会話が多いので情報量が多すぎて理解できないところが多々ある。
序盤からクソ長いです。てか、長すぎて、声優頑張ったなって思う。
しかし・・・このゲームの酷さはこれだけではない・・・
男性プレイヤーを落胆させたクソがこのゲームに詰まっている。
蓋を開けたらホモゲーだったと言う地雷!!
一応、女性キャラも居るが。
この手のゲームにしては少なすぎて致命的!!
立ち位置的にサブキャラみたいな感じで薄いキャラばかりです。
メインキャラって感じのカワイイ子が仲間にならないのが痛い!!
とくに悔やまれるのが、メインヒロインである病弱なキャラ(ミリアム)は仲間にならんし、
主人公の姉(タツキ)は序盤だけ登場するが、その後仲間に加わりません。
(一応、タツキに関しては周回で隠しキャラを解放すれば仲間にできる)
むしろ、このゲーム、主人公がヒロインになっちゃう場面もあるんで、
ちゃんとした女性ヒロインを採用していない気もします。
とくに主人公とライカのプライベートトークはホモいんで注意。
シナリオを作った人が女性なんだが。
会社内で強い権限を持っている人だったはずなんで。
その独裁体制のせいでシナリオが腐女子向けになったんだと推測します。
(当時ネットで転がっていた噂なんで本当かどうかは知らないが・・・)
ぶっちゃけ、この人のシナリオのブラックマトリクス00やったけど、
クリアしても理解不能なシナリオ+バッドエンド直行だったんでかなり不評です。
(あれもアホみたいに会話長かったと思う)
ドラゴンシャドウスペルはフライト・プランの15周年を記念した企画で、
初の自社ブランドゲームだったと思うんだが・・・
シナリオがこの有様なんで、購入者の期待を裏切り台無しにしたと思う。
2010年にフライト・プランの会社自体が無くなっています。
(その年にゲームアーカイブスのブラマトシリーズが消えてます)
このドラゴンシャドウスペルの失態が無ければ、
すぐ会社が無くなるってことも無かったんではって気もする・・・
このゲームは設定&シナリオでクソゲー扱いされてるが。
戦闘部分やキャラ絵に関してはあまり悪い点は無いと思う。
キャラ絵はどことなくブラックマトリクス00やGBAのサモンナイトみたいな感じです。
(それぞれ絵師が違ったと思う)
素材そのものは全然悪くないのに、シナリオで泥を被されたせいで、
SRPGとしてちゃんとした評価が得られてないです。
簡易的なレビューを見ても、ストーリーや会話の方に指摘が集中しているが、
ゲームシステムなんかにはあまり触れられてないです。
(それだけ多くの人が買ってすぐ買取に出してるってことかもしれないが)
とにかくゲームのグラや音楽に関してはそこまで悪くないです。
ゲームのグラに関しては、1マスで収まらない大きい敵も出るんで、
ドット絵に関してはかなり良いと思う。
音楽はどちらかと言うとテクノよりの音楽になってるのかな??
そんなに悪くは無いんだが。戦闘曲のバリエーションが少なく曲数が少ない印象。
ブラックマトリクスと言えば、耳に残るようなダークな音楽や、
激しめなバトル曲が魅力だが今回はその特徴が出てない感じで残念なところはある。
ゲームシステムは。
クォータービューのSRPG画面で、スピード順で行動するタイム制。
レベルや経験値のバランスはブラックマトリクスなんで。
自由戦闘なんかでは経験値が薄くレベル上げが難しい。
またゲーム内でのお金関連も入手が難しいです。
(ただし、他のブラマトシリーズと比べればまだマシな方)
と言うか、このゲームの目的があるとしたら、育成くらいです。
とくに育成要素で重要になるのが武器(マトリクスギア)です。
このゲームは武器屋で武器を買い替えたりできないので。
キャラクターが持っているマトリクスギアを改造して強化していくことになる。
強化方法はモンスターを倒して、CODEと言うポイント集めて、
アビリティを覚えさせる感じで、技を覚えさせたりステータスを強化できる。
このアビリティみたいなのをマトリクスと呼び。
マトリクスはいろんなモンスターやアルビノと呼ばれるレアモンスターを規定数倒すことで、
いろいろな物を武器に設定できるようになる。
ただし、このマトリクスシステムにも開発側の嫌がらせが発動しているため。
だいたい使える物はほとんど2周目以降で無いと入手できない。
またそれを覚えさせるのにも沢山のCODEを消費するんで酷すぎる。
そもそも周回プレイ前提のゲームなんで。
クリアしてから本番って感じがあります。
長すぎるシナリオは「R1+○ボタン」で高速化できるんで、
それで我慢するしかないです。
問題なのが、ただ周回すれば良いわけではなく。
周回プレイを有利にするアイテムを買わなければいけないこと。
それも結構な金額が要求されるし・・・
錬金工房のレベルも9くらいまで上げる必要がある。
結果的に何回か周回が必要にはなるんでプレイヤーの怒りを買う要素です。
ぶっちゃけ、周回しないと、育成はほとんど楽しめない。
ソフトのパッケージの絵見る限りキャラメイクが楽しそうなゲームだが。
半分くらいは隠しキャラ扱いになっているので、
そのキャラを無い金で解放しないといけない。
間違いなく周回に入らないと、このゲームの面白い部分にたどり着けないです。
ちなみに久々に起動して確認したが、たぶん私は3~4周しています。
育成に関してまとめると。
レベル50まで上げるとレベル70くらいまで成長が鈍化する。
なので、基本的にレベル50まで上げるのが限界だと思います。
レベル上げは後回しでコード&マトリクスなんかを貯めて、
最強アビリティを取得しておく必要がある。
アタッカーなら「AP+1」「攻撃×2」が必須で。
魔法系なら「AP+1」「攻撃×2」「特殊×3」が必須と言う感じです。
(「特殊×3」だけでは魔法攻撃は連打できないんで注意)
残りは能力値を強化する必要があるが・・・
マトリクスギア自体が8枠しかないんで、その中で魔法等もセットしないといけなんで、
癖が強いシステムだと思う。
個人的に能力値を強化する魔法「ダメリフト」なんかは「AP+1」があれば、
強化魔法使った後、攻撃可能だし能力を発動するBPも溜まるんで使い勝手は良い。
※BPは特殊必殺技を溜めるゲージみたいな物
1から育てる場合(隠しキャラとか)
経験値を貯める等して、レベル50まで上げて。
そのキャラのギアのコードを7000まで貯める。
マトリクスギアを全て、7つの大罪の称号を付ける。
(怠慢、嫉妬、色欲、暴食、強欲、憤怒、傲慢)
すると・・・8つ目に覚えさせるアビリティのコストが0になるんで、
それで「Code-UP」を付けて、コードを貯まりやすい環境を作っておく必要がある。
あとはシナリオステージやダンジョン(自由戦闘)で雑魚を倒していけば、
コードも貯まっていくんで、できる範囲で強化していく感じになる。
レベル上げは後回しで良いと言いましたが。
そもそもレベル上げ場所も思いつかないんだよね。
基本的にこのゲーム、シナリオステージの経験値が圧倒的に多いんだが。
シナリオ周回もダルイんで・・・
自分は自由戦闘(ヘブンズ・ドア)のセクタ42で稼いでますね。
敵が少ない&強すぎず弱すぎずの敵なんで、安全に稼ぐことができる。
(効率が良いかは微妙だけど・・・)
ぶっちゃけ、レベル上げで検索しても、どこが良いとか出てこないんで、
レベル上げはシナリオを周回するしかないのかもしれない。
おすすめのキャラはアタッカー系になると思う。
2周目で解放できるペインキラーと言うキャラが、
主人公とほぼ同じスペックだし、能力値のバランスも良いんで使いやすい。
あと、レギュラーキャラのアーサーも攻撃力が高いんでオススメかも。
スピードが遅いんだが、「攻撃×2」入手後は火力がヤバイ。
このゲームの特徴でもあるパーティリンクシステムを上手く使うことで、
仲間のターン&BPが許す限りスピードを遅いキャラを無理やり行動順を回す方法もある。
最後にまとめ。
このドラゴンシャドウスペルはクソゲーと呼ばれているが。
良い部分もあるんだよってことを知ってもらいたいです。
とくに「マトリクスギアシステム」は評価すべき点ではあるし。
「1マスで収まらないデカイモンスター」なんかも良かったと思う。
久々に周回プレイしたが、シナリオが・・・
「R1+○ボタン」を押して高速化してもストーリー長い。
学生の頃買った攻略本を見ながらやったんで、ハッピーエンドにはたどり着けました。
ハッピーエンドへ行くには、フラグ回収しないといけないんで注意した方が良い。
ハッピーエンドまでたどり着ければ、主人公カイト君のホモ疑惑も晴れますねww
ただ、最後なんか、ライバル?のジークとも仲良くなっているのでちょっと心配だが・・・
最後は敵だった奴も良い奴って感じで、サモンナイトっぽいところはあるな。
あと、久々にプレイして未回収だった周回アイテムもだいたい回収できたんで、
あとはひたすら育成に専念できるわけだが・・・
いざ、環境整うとやることも思いつかないんだよな。
写真に写っているキャラは「フライ」と「プラン」と言うキャラで、
今まで気づかなかったが、こいつらの名前は会社名をモジっているんだな。
・・・てか、こんなんやらないで、PSPのサモンナイト3でもやるか・・・
一応、ドラゴンシャドウスペルの後に出たフライト・プラン作品である
PS2の「セイクリッドブレイズ」もプレイ中だったが、
レベル上げが面倒くさいんで全然進んでないぜ。
こちらも癖が強いんで、今後プレイするか怪しいぜ・・・
ただ、これ中古で100円で買ったソフトなんだよね。
悪そうなとこは無かったけど。なんかありそうだな・・・
今回紹介したドラゴンシャドウスペル以外にも中途半端すぎて、
不遇なSRPGと言うのは結構な数が初代PSやPS2にあると思います。
意外とそういうゲームは発売前は話題になるんだけど、
発売したら、その存在すら世間から忘れ去られる感じは当時あった。
このドラゴンシャドウスペルなんて、シナリオがアレだったから、
すぐ買取に出したって言う話は私の近辺でもありました(^_^;)
あと、個人的なことを最後に書くけど。
私個人的に買ってきたソフトが結構溜まっているんで、
買うことだけに満足しないために・・・
今回みたいに商品レビューをなるべく書けるように、
ゲームの方をプレイしていきたいですね。
て、口で言うのは簡単なんだけどね。
個人的にコレクターでも無いんで、集めることには執着しないで、
ゲームで遊ぶことに執着していこうと思う。
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